中小企業省力化投資補助金一般型スケジュール【2025年版】

【2025年版】中小企業省力化投資補助金一般型スケジュールを解説!
中小企業省力化投資補助金一般型、スケジュールを解説!2024年の「ものづくり補助金オーダーメイド枠」の後継補助金です。第一回公募のスケジュールが発表。令和7年3月中旬募集開始、令和7年3月下旬締め切りと、非常にタイトなスケジュールになりました。本記事では、この2025年に新設された中小企業省力化投資補助金一般型について解説します。
目次
もうすぐ締切!中小企業省力化投資補助金一般型のスケジュール
昨年の「ものづくり補助金オーダーメイド枠」よりも使い勝手が良く、改善された中小企業省力化投資補助金一般型。しかし、申請スケジュールは短期間。令和7年3月中旬募集開始。そして締切は令和7年3月下旬。なんと2週間ほどの短期間で募集が設定されました。高度な事業計画書も求められる中小企業省力化投資補助金一般型。採択を勝ち取るためには今すぐ準備をスタートしましょう!中小企業省力化投資補助金一般型、申請代行、コンサルタント選びに迷ったら補助金・助成金採択支援どっとコムまでご相談ください!
2025年春以降の中小企業省力化投資補助金一般型スケジュール予想
なお、今回は年度の予算を消化するために短い募集期間が設定されたと思われます。第二回以降も募集が継続する見込みです。今後の募集についても、こちらのサイトでご紹介していきます。
第二回の募集は?2025年中小企業省力化投資補助金一般型、今後のスケジュール
本補助金は中小企業省力化投資補助金の予算が活用されます。中小企業省力化投資補助金一般型の予算規模から逆算すると、令和7年3月の募集で終了するとは思えません。金額も大きな補助金であり、書類審査だけでなく、面談審査も実施されることを考えると、次回の募集は数ヶ月後となる見込みです。令和7年3月に申請準備が終わらない場合は、スケジュールを考慮し、秋以降に申請できるように準備を進めましょう!
中小企業省力化投資補助金一般型、第二回公募:令和7年夏以降
スケジュールと共に確認!中小企業省力化投資補助金一般型の事業概要と目的
中小企業省力化投資補助金一般型の事業目的
2025年の中小企業省力化投資補助金一般型、スケジュールと共に、その目的も確認しましょう。省力化により人手不足を解消する設備投資など、付加価値の向上を目指す中小企業を支援する補助金です。「中小企業省力化投資補助金一般型」のポータルサイトでは以下の記載があります。
中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等が、IoT・ロボット等の人手不足解消に効果があるデジタル技術等を活用した設備を導入するための事業費等の経費の一部を補助する。これにより、中小企業等の付加価値額や生産性向上を図り、賃上げにつなげることを目的とします。(中小企業省力化投資補助金一般型ポータルサイトより抜粋)
2025年、中小企業省力化投資補助金一般型では、生産性向上が主目的となっています。革新性や新サービスとは違い、導入した設備で生産性の向上を図ることが目的です。また、例えば自社独自に開発、設計したデジタル設備など、最新のオーダーメイド設備であることが基本要件となります。そして、設備投資の成果を賃上げに繋げることも目的のひとつであり、本補助金を申請するには最低2%の賃上げも必須となっています。
中小企業省力化投資補助金一般型の基本要件
2025年のスケジュールはもちろん、4つの基本要件についても確認しておきましょう。以下を達成できない場合は、未達成率に応じた補助金の返還義務もありますので注意が必要です。
①労働生産性年平均成長率4%増加
②1人あたり給与支給総額の年平均成長率が事業実施都道府県における最低賃金の直近5年間の年平均成長率以上又は給与支給総額の年平均成長率+2.0%以上増加
③事業所内最低賃金が事業実施都道府県における最低賃金+30円以上の水準
④次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画を公表等(従業員21名以上の場合のみ)
※最低賃金引上げ特例適用事業者の場合、 基本要件は①、②、④のみとする。
スケジュールと共に確認したい!中小企業省力化投資補助金一般型の補助上限は?
2025年の中小企業省力化投資補助金一般型、スケジュールと共に、補助上限についても確認しましょう。中小企業省力化投資補助金一般型では、従業員数ごとに以下の補助金上限額が定められています。なお、101名以上の従業員規模の会社であれば、最大1億円の補助金受給も目指すことができます!
従業員数 | 補助金の上限金額 | 大幅賃上げ特例 |
5人以下 | 750万円 | 1,000万円 |
6〜20人 | 1,500万円 | 2,000万円 |
21人〜50人 | 3,000万円 | 4,000万円 |
51人〜100人 | 5,000万円 | 6,500万円 |
101人以上 | 8,000万円 | 1億円 |
最大2/3!中小企業省力化投資補助金一般型の補助率は?
中小企業は基本的には1/2となります。例えば、2,000万円のオーダーメイド設備であれば、1,000万円の補助となります。ただし、小規模事業者や再生事業者は特例で2/3まで補助金が狙えます。
設備投資やシステム構築費に使える!中小企業省力化投資補助金一般型の対象経費
中小企業省力化投資補助金一般型では、機械装置費・システム構築費の導入が必須となります。以下が対象経費の一覧となります。
対象経費 | 機械装置費・システム構築費(必須)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産等関連経費 |
2025年は期間が長い!中小企業省力化投資補助金一般型の事業実施期間
中小企業省力化投資補助金一般型、スケジュールとして、採択後の流れも確認しておきましょう。2024年の「ものづくり補助金オーダーメイド枠」では、事業の実施期間は交付決定から2024年12月までと非常に期間が短かったです。これにより申請を断念された企業も多かったでしょう。2025年の中小企業省力化投資補助金一般型では18ヶ月以内と大幅に期間が延長されました!オーダーメイド設備の導入実施期間に余裕ができました!多くのオーダーメイド設備を導入する企業が活用することができるでしょう!
事業実施期間 | 交付決定から18ヶ月以内(採択発表日から20ヶ月以内) |
重要!スケジュールと共に要確認!中小企業省力化投資補助金一般型申請のポイント
中小企業省力化投資補助金一般型では様々な注意点、申請のポイントがあります。以下が中小企業省力化投資補助金一般型の主な注意点、ポイントとなりますので必ずご確認ください!
基本的には中小企業省力化投資補助金一般型で導入する設備は、オーダーメイドの設備であること
そもそも人手不足解消に向けて、オーダーメイド設備等の導入を行う事業計画を提出する必要があります。ただし、以下の場合はオーダーメイド設備とみなすことができるため、昨年の「ものづくり補助金オーダーメイド枠」よりも使い勝手は良くなりました。
※ 例えば汎用設備であっても、事業者の導入環境に応じて周辺機器や構成する機器の数、搭載する機能等が変わる場合は申請可能です。2025年の中小企業省力化投資補助金一般型では、汎用設備を組み合わせて導入することが可能となりました。これらは、より高い省力化効果や付加価値 を生み出すことが可能である場合に、オーダーメイド設備であるとみなし、本事業の対象とすることができます。
例えば、単品で汎用設備を導入するだけの場合はカタログ型での申請になります。中小企業省力化投資補助金、カタログ型は以下をご確認ください。
中小企業省力化投資補助金、カタログ型(中小企業庁ポータルサイト)
金融機関借入の予定がある場合は「金融機関確認書」が必要
金融機関から資金調達の予定がある場合は、「金融機関確認書」の提出が必須となります。なお、確認書を発行する金融機関は、事業所の所在地にある必要はありません。
中小企業省力化投資補助金一般型では建物費用や発電設備は対象外
例えば、工場建屋、構築物、簡易建物(ビニールハウス、コンテナ、ドームハウス等)の取得費用。これらを作り上げるための組み立て用部材の取得費用などは対象外です。また、再生エネルギーの発電を行うための発電設備。当該設備と一体不可分の附属設備(太陽光発電を行うための ソーラーパネルなど) も対象外。 設置場所の整備工事や基礎工事に要する費用も対象外となります。
ものづくり補助金等、加点未達成の企業は大幅減点あり
経済産業省の補助金で、規定を上回る賃上げをすることにより加点を得られるなど、審査を有利にする加点制度があります。過去の補助金で加点を得たにもかかわらず、この加点を達成できなかった場合。これは大幅な減点対象となります。大幅な減点とは?採択を受けるのが非常に難しいレベルの減点であると思った方が良いでしょう。
上記の他にも様々な留意点、ポイントがあります。まずは無料相談をお申し込みください。
「中小企業省力化投資補助金一般型、スケジュール」まとめ
中小企業省力化投資補助金一般型、スケジュール、いかがでしょうか。オーダーメイド設備が対象となる中小企業省力化投資補助金一般型。金額も最大1億円と大型の補助金が2025年に登場しました。申請条件、スケジュールを確認して、万全な準備で申請しましょう。例えば自社の設備はオーダーメイドに該当するのか?疑問点があれば、気軽に補助金・助成金採択支援どっとコムまでお問い合わせください!
「中小企業省力化投資補助金一般型、スケジュール」執筆者のご紹介
【2025年版】中小企業省力化投資補助金一般型、スケジュール執筆者
ものづくり補助金コンサルタント
大規模成長投資補助金コンサルタント
事業計画策定エキスパート
中小企業診断士 姫田 光太
執筆者の採択実績
経産省で人気の、ものづくり補助金申請支援では通算50件以上連続採択。さらに大規模成長投資補助金コンサルタントとしてはコーディネーター。そして、同補助金のプロジェクトマネジャーとして5社の大型採択をサポート。
採択件数、採択率ご紹介
ものづくりの製造業では、補助金採択率100%を達成。事業再構築補助金のアドバイス支援では採択率90%以上継続中。IT補助金では32件中30件採択、小規模事業者持続化補助金12連勝。さらに、現在は採択率を高めるためのアドバイザー。代表コンサルタントとして活躍。また補助金コンサルタントの養成講座のメイン講師も務め精力的に活動中。経営者の想いを伝える事業計画づくりがモットーの補助金申請支援コンサルタント。