【最新版】2025年ものづくり補助金スケジュール、19次募集に向けて

【最新版】2025年ものづくり補助金スケジュール予想、第19次、20次募集に向けて
2025年ものづくり補助金スケジュールを解説!第19次募集の締め切りは令和7年4月25日(金曜日)17時となりました!ご相談はお早めにお願いします!
今年の「ものづくり補助金」は、令和7年2月14日に開始、結果発表は令和7年7月末を予定しています。補助金の取りまとめ事務局は例年と同じく全国中小企業団体中央会となりました。本記事では、現在わかっている情報、過去数年の募集開始時期をもとに、主なものづくり補助金の変更点や20次以降の募集開始などスケジュールを予想してみます。
目次
2025年も実施!ものづくり補助金とは?
製造業を中心に人気の高い経済産業省の補助金です。なお、ものづくり補助金は知名度も高く、経済産業省の補助金で事業者様、中小企業に最も人気の高い補助金と言えるでしょう。ものづくり補助金では、中小企業・小規模事業者等の生産性向上や持続的な賃上げに向けた新製品・新サービスの開発に必要な設備投資等を支援してくれます。また革新性のあるサービス開発やサービスの高付加価値化のための設備投資、高度なシステム開発等にも活用できます。
ものづくり補助金の概要
2025年のものづくり補助金では、最大4,000万円が狙えます。毎年の採択率は30%から50%前後となっています。審査ハードルは高めで、例えば18次公募のように採択率が低い年もあり、過去の実績をみるかぎり、申請企業の半分以上が不採択となっています。とくに注意が必要なのは、採択率が年々低下傾向にあることで、2025年のものづくり補助金申請でも、採択率の低下傾向は続くと考えられます。
令和6年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の概要
ものづくり補助金スケジュールの前に、変更点のおさらい
補助上限や補助率は?ものづくり補助金最新情報
ものづくり補助金では、補助金額、補助率は下記となっています。なお、基本的には補助率は1/2ですが、小規模事業者は2/3の補助になります。
製品・サービス高付加価値化枠 | グローバル枠 | |
要件 | 革新的な新製品・新サービスの開発による高付加価値化
| 海外事業の実施による国内の生産性向上
|
補助上限 | 750万円~2,500万円 | 3,000万円 |
補助率 | 中小企業1/2、小規模・再生2/3 | 中小企業1/2、小規模2/3 |
補助対象経費 |
<共通>機械装置・システム構築費(必須)、技術導入費、専門家経費、運搬費、 クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費 <グローバル枠のみ>海外旅費、通訳・翻訳費、広告宣伝・販売促進費
| |
その他 | 収益納付は求めません。 |
令和6年度補正予算ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金リーフレットより
従業員数ごとの補助上限や補助率
ものづくり補助金では、補助上限額は従業員数ごとに以下の通りとなっています。
製品・サービス高付加価値化枠の補助上限
1、従業員数5名以下 750万円(850万円)
2、6名〜20名 1,000万円(1,250万円)
3、21名〜50名 1,500万円(2,500万円)
4、51名以上 2,500万円(3,500万円)
( )内は大幅賃上げ特例措置による上限金額
とくに51名以上の補助上限が大幅にアップし、2,500万円(3,500万円)となりました。
グローバル枠の補助上限
グローバル枠では、従業員数に関わらず3,000万円(4,000万円)となっています。
( )内は大幅賃上げ特例措置による上限金額
ものづくり補助金19次公募!トップコンサルが分析、解説
19次公募、ものづくり補助金は令和7年2月14日から開始となりました。ただし、採択率申請条件に大きな変更はありませんが、加点項目や申請方法など細かい部分では変更点もあるようです。
2025年、19次募集の加点制度の変更について
ものづくり補助金では審査を有利にする加点項目がありますが、これらは「政策加点」とよばれ、審査結果を大きく左右するものになります。例えばパートナーシップ構築宣言など、すぐに取得できるものもありますので、内容を確認しておくことをお勧めします。以下で加点のハードルが低いもの、すでに持っていないと加点が難しいものを整理しました。
ものづくり補助金で比較的加点の取りやすいもの
以下の加点制度は比較的短時間で取得、認定を受けやすく、採択を取るために必ず取得しておきたいものになります。
加点項目 | 内容 |
パートナーシップ構築宣言 | 「パートナーシップ構築宣言ポータルサイト」において宣言を公表して いる事業者(応募締切日前日時点)。 |
事業継続力強化計画/ 連携事業継続力強化計 画 | 申請締切日時点で有効な「(連携)事業継続力強化計画」を取得している 事業者。 ※ (連携)事業継続力強化計画は BCP 内に自社の防災の取組だけでなく、 災害時における自社の災害対応製品等の供給体制構築等に関する内容を 盛り込んでいただくことも可能です。 |
成長加速化 マッチングサービス | 申請締切日時点において、中小企業庁「成長加速化マッチングサービ ス」で会員登録を行い、挑戦課題を登録している事業者。 |
再生事業者 | 別紙 4 に定める再生事業者。 |
ものづくり補助金申請者の判断や企業規模により加点の難易度の変わるもの
以下の賃上げ加点は採択を取るには非常に有利となりますが、会社規模や判断によって採択難易度はかわります。従業員に、基本要件以上の賃上げを公表すれば加点が得られるため、簡単に加点できる反面、毎年の事業化報告時に未達成の場合は今後の中小企業庁管轄補助金で採択を受けづらくなるペナルティもありますので注意が必要です。
加点項目 | 内容 |
賃上げ | 補助事業終了後 3~5 年の事業計画期間において、従業員及び役員の給与 支給総額の年平均成長率を 4.0%以上増加、並びに事業所内最低賃金を毎 年3月、地域別最低賃金より+40 円以上の水準を満たす目標値を設定 し、設定した目標値を交付決定までに全ての従業員又は従業員代表者、 役員に対して表明している事業者。 |
ものづくり補助金加点のために認定を取得するために時間がかかるもの
以下は大きな加点が見込める反面、取得には数ヶ月や数年かかる場合もあります。19次募集ではなく、20次以降での申請を検討されている方は間に合うかも知れませんので検討してください。
加点項目 | 内容 |
経営革新計画 | 申請締切日時点で有効な「経営革新計画」の承認を取得している事業者。 |
えるぼし認定 | 「えるぼし認定」を取得している事業者。 |
くるみん認定 | 「くるみん認定」を取得している事業者。 |
取得難易度は高いがあれば非常に有利となるもの
以下の加点はものづくり補助金のために取得するのは難しいものも含まれますが、あれば非常に有利となる可能性があるため、自社ですでに認定がないかなど、事前に確認すると良いでしょう。
加点項目 | 内容 |
DX 認定 | 「DX 認定」を申請締切日時点で有効に取得している事業者。 |
健康経営優良法人認定 | 「健康経営優良法人 2025」に認定された事業者。(3 月頃認定予定) |
技術情報管理認証 | 申請締切日時点で有効な「技術情報管理認証」を取得している事業者。 |
J-Startup J-Startup 地域版 | 「J-Startup」、「J-Startup 地域版」に認定された事業者。 |
新規輸出1万者 支援プログラム (グローバル枠に申請 する場合のみ対象) | 「新規輸出 1 万者支援プログラムポータルサイト」において登録が完了し ている事業者。 |
被用者保険 | 従業員規模 50 名以下の中小企業が被用者保険の任意適用(短時間労働者 を被用者保険に加入させること)に取り組む場合。 |
事業承継/M&A | 申請締切日を起点にして、過去 3 年以内に事業承継(株式譲渡等)により 有機的一体としての経営資源(設備、従業員、顧客等)を引き継いだ事業 者。 なお、事業承継は、株式譲渡、事業譲渡、あるいは相続・贈与により承継した場合、又は同一法人内で代表者交代したものに限る。 |
2025年ものづくり補助金でおすすめの政策加点は?
19次以降のものづくり補助金でも採択が有利となる加点が実施されます。例えば簡単に登録できるパートナーシップ構築宣言など、今から準備できるものは進めておきましょう。ちなみにこの政策加点は、以下のうちから全部で6個まで取得して申請することができます。よって、政策加点の取れるものと、政策加点の取れないものを戦略的に取得・検討することが採択のためには非常に重要となります。以下はおすすめの加点組み合わせとなりますので検討してください。
加点項目 | 取得難易度 | 内容 |
成長加速化 マッチングサービス | ◎ | 登録するだけで加点対象なので必ず取得しましょう |
パートナーシップ構築宣言 | ◎ | 上記同様に簡単に登録可能 |
事業継続力強化計画 | ○ | 取得まで30日から45日必要 |
賃上げ | ○ | 採択企業は積極的に狙いますので要検討 |
事業承継/M&A | △ | すでにM&A等を実施した企業は忘れず加点 |
経営革新計画 | △ | すでに認定受けている場合は忘れず加点 |
なお、補助金・助成金採択支援どっとコムでは、「成長加速化マッチングサービス登録」「パートナーシップ構築宣言登録」のサポートは着手金の中で対応させていただきます。
2020年以降のスケジュールから20次以降も予想
ものづくり補助金は10年以上継続されている人気の補助金です。例年、補正予算で費用計上され、年明けの2月から3月にかけて募集が開始されることが多いです。今年も令和7年2月14日開始と、補助金・助成金採択支援どっとコムの予想通りとなりました。なお2020年に大きく制度が変更となりましたが、春に公募が開始される傾向は10年間同じです。2020年以降のスケジュールを確認することで、2025年のスケジュールも見えてきます。
ものづくり補助金、2021年以降のスケジュール
過去のデータを確認してみましょう。ここでは年明けの春の公募開始状況だけ確認してみます。2021年以降の年明けのスケジュールは以下の通りです。
5次締め切り:2021年2月22日募集開始、2021年3月31日公募締め切り
9次締め切り:2022年2月8日募集開始、2022年3月25日公募締め切り
17次締め切り:2024年3月1日募集開始、2024年5月20日公募締め切り
やはり2月や3月から募集開始となる年が多いようです。近年では経済産業省のポータルサイトも充実しています。ポータルサイトや審査機関の準備も今はスムーズですから、事務局の決定も早く、よって2025年は2月14日から募集開始となったわけです。
ものづくり補助金の過去の交付締切日と交付決定日
2025年のものづくり補助金は年に何回募集されるかはまだ未定です。第1次公募から、第18次公募の締切日、採択発表日は以下の通りです。しかし、第20次募集がいつから開始されるかはまだ未定とはいえ、令和7年7月には第19次の結果発表がありますので、第20次はその後、令和7年夏以降に実施される見込みです。

ものづくり補助金公募締切日と採択発表日(ものづくり補助金ポータルサイト)
公募締切から採択発表までの期間は?
上記のスケジュールを確認すると、締切から採択発表までは約2ヶ月間が多いようです。よって、令和7年2月に公募開始の場合、約2ヶ月後の締切は4月25日となったわけです。なお、今回の第19次募集、採択結果の発表は令和7年7月末となる見込みです。
採択するために重要なこと
審査ハードルの高いものづくり補助金で採択されるために重要なことは?それは早めの準備を開始することです。上記のスケジュールからもわかる通り、募集開始から締め切りまで早いところでは1ヶ月、長くても2ヶ月程度の準備期間しかありません。よって2025年の採択に向けて、今から準備を始めることを強くお勧めします。
採択率アップのためにコンサルタントも活用
申請書はもちろん会社様だけでも進めることはできます。しかし、採択率を高めるためには、点数アップのための認定制度取得や、申請書の細かいチェック、提出書類の不備がないか確認するなど、やることは山ほどあります。そのため、経営者様の時間を有効活用するためにも、採択率を高めるためにはコンサルタントを活用するのも良い方法だと思います。申請書の採択ポイントを熟知したコンサルタント選びはとても大切。早めに相談して、採択のための戦略を立てましょう。
コンサルタントの適正な報酬は?
2025年ものづくり補助金スケジュールはいかがですか?スケジュール確認の次は支援コンサルタント探しですね。もちろん、コンサルタントに依頼するにはお金や労力がかかりますが、早めにアドバイザーをつけることで採択率アップも狙えるでしょう。例えば一般的な補助金支援、成功報酬の相場は10%前後ですが、中には支援料の上限を設けず、多額なコンサルタント料を請求する会社もあります。コンサルタント選びは慎重に行うことをお勧めします。
補助金・助成金採択支援どっとコムが選ばれる理由
多くのコンサル会社が支援内容を売りにしていますが、補助金・助成金採択支援どっとコムは実績数が違います。ぜひものづくり補助金サポートについて比較して下さい。補助金・助成金採択支援どっとコムでは、支援数、採択実績、採択率、資金調達金額など、全国でもトップクラスの実績、ノウハウを有しています。
2024年までのものづくり補助金で圧倒的な支援実績
補助金・助成金採択支援どっとコムではものづくり補助金の支援数だけでも1,000社を軽く上回り、その調達金額は100億円を超えます。補助金・助成金採択支援どっとコムでは、あらゆる制度変更にも柔軟に対応できる圧倒的な支援ノウハウを持っています。
ものづくり補助金の圧倒的な採択率
補助金・助成金採択支援どっとコムでは、90%以上のものづくり補助金採択率を誇ります。約1,000件のものづくり補助金をサポートして、その中でも令和元年補正予算、第9次、第11次、第12次では採択率100%も達成しました。平均した採択率は91.3%と圧倒的な採択率実績です。
経済産業省系補助金の圧倒的な支援実績
補助金・助成金採択支援どっとコムでは特に経済産業省系補助金の支援を得意とし、経産省系補助金の支援実績は1,500社以上、ものづくり補助金、事業再構築補助金、大規模成長投資補助金、小規模事業者持続化補助金などあらゆる経産省系補助金に対応できる豊富なノウハウがあります。
大型補助金を得意とする申請サポート
補助金・助成金採択支援どっとコムの採択実績のほとんどが1,000万円以上の大型補助金です。また、経産省系補助金では1億円を超える超大型案件も数多く手がけてきました。2024年の最難関補助金、大規模成長投資補助金では5社、60億円の補助金による資金調達支援に成功しています。
国家資格ホルダーによる充実した支援
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採択率100%の代表コンサルタントによるブラッシュアップ
代表コンサルタントはものづくり補助金の支援50件連続採択の記録を持っています。また現在では補助金支援のコンサルタントを育成するマスターコースの講師も担当し、補助金申請のノウハウを広めています。そして、過去の1,000件以上のものづくり補助金申請において、すべての案件を採択レベルの計画書にブラッシュアップしてきた経験をもとに、今回の申請支援でもコーディネーター、ブラッシュアップ担当として全プロジェクトに参加します。
安心の経済産業省認定、経営革新等認定支援機関に登録
HTMコンサルティンググループ株式会社は経済産業省の認定、経営革新等認定支援機関に登録されています。ちなみに経営革新等認定支援機関とは、経産省の認定を得た正式な中小企業支援機関をいいます。中小企業支援のプロフェッショナルとして、皆様の申請を採択に導きます。
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2025年ものづくり補助金、スケジュールまとめ
ものづくり補助金2025年スケジュールをまずは把握。そして、早めの申請準備を進めることで採択率アップが狙えます。しかし、経営者様自身でスケジュールを把握するのはたいへんです。情報収集も行い、さらには計画書の作成まで進める。それには大変な時間と労力がかかります。ものづくり補助金のエキスパート集団、補助金・助成金採択支援どっとコムにご相談いただければ、経営者様の強い味方としてご支援が可能です。まずは情報収集のためのご相談だけでも結構です。気軽に無料相談にお申し込みいただければと思います。
執筆者のご紹介
「2025年ものづくり補助金スケジュール」執筆者のご紹介
事業計画策定エキスパート・中小企業診断士 姫田 光太
補助金申請コンサルタント。ものづくり補助金申請支援では通算50件以上連続採択。この他、大規模成長投資補助金では60億円以上の調達にも貢献。特に製造業、IT系企業の支援を得意としています。ものづくり製造業の採択率では5年以上の間100%をキープした記録を持ちます。
【現在の活動】
ものづくり補助金・事業再構築補助金のアドバイス支援では採択率90%以上継続中。さらに補助金コンサルタントの養成講座のメイン講師を務めるなど精力的に活動中。