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2025年ものづくり補助金に向けて【2024年の採択結果】

2025 Manufacturing Subsidy

2025年ものづくり補助金に向けて

2025年ものづくり補助金に向けて、準備は進んでいますか?

例年人気が高く、当社でも多くの事業者様を支援させていただいている「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」、通称「もの補助」。
令和5年度補正予算に基づくものづくり補助金の公募は終了しています。

以前、
2024年ものづくり補助金はどうなる?気になる採択率

にて、ものづくり補助金総合サイトで公開されているデータポータル
を参考に、1次〜16次公募(令和元年度補正予算事業・令和2年度補正予算事業・令和3年度補正予算事業)の申請及び採択状況について紹介していますが、その後、17次公募、18次公募が行われました。
今回は、2025年ものづくり補助金に向けて、2024年に実施された公募の申請件数や採択率を紹介します。

2024年ものづくり補助金の概要については、下記をご確認ください。
ものづくり補助金は来年どうなる?【2024年も継続】

2025年ものづくり補助金に向けて【17次締切の採択率】

まず、2024年3月締切、5月採択発表で実施された17次公募に関して、採択率は下記となっています。

ものづくり補助金17次公募採択結果

ものづくり補助金総合サイト 採択結果より作成

17次は、省力化(オーダーメイド)枠のみの公募となりました。

省力化(オーダーメイド)枠は、補助上限額が750万円〜8,000万円(1,000万円〜1億円)と金額規模の大きい申請枠でした。
ですが、その分申請ハードルも高く、16次公募では5,000件以上あった応募数が激減する結果となりました。
また、採択率も14次50.7%、15次50.2%と約半数が採択されていたのに比べ、29.4%と大きく低下しました。

省力化(オーダーメイド)枠の対象は、

人手不足の解消に向けて、デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)の導入等により、革新的な生産プロセス・サービス提供方法の効率化・高度化を図る取り組みに必要な設備・システム投資等を支援します。

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 公募要領(17次締切分)より引用

とされていました。

単に機械装置等を導入し、作業負担を削減するだけ、自動化するだけといった「省力化」では補助対象事業と認められません。
ICTやIoT、AI、ロボット、センサー等といった先端的なデジタル技術を活用した専用設備(オーダー設備)の導入であることが明確に求められていました。
中小企業にはやや難易度の高い投資に見受けられ、省力化(オーダーメイド)枠が2025年も実施されるかは不明確ですが、今後もデジタル技術の活用は必須になると予測されます。
2025年ものづくり補助金の公募が始まったら、まず申請枠と要件をチェックしたいです。

2025年ものづくり補助金に向けて【18次締切の採択率】

次に、2024年3月に締切、6月採択発表で実施された18次公募に関して、採択率は下記となっています。

ものづくり補助金18次公募採択結果

引き続き、省力化(オーダーメイド)枠の公募が行われたことに加え、製品・サービス高付加価値枠、グローバル枠の公募も行われました。
全体の採択率は35.8%と17次公募に比べてやや増加しましたが、16次公募以前のように半数には届かず、狭き門だったと言えます。
申請件数は、以前のように5,000件を超えました。
そのうち、86.9%の事業者が製品・サービス高付加価値化枠で申請しています。
製品・サービス高付加価値化枠は通常類型と成長分野進出型(DX、GX)に分かれています。
いわゆる普通枠と呼べる補助金額が最大1,250万円の通常類型、要件がやや厳しくはなりますが、DX、GXに関わる補助事業であれば対象になる可能性が高く、補助金額も最大2,500万円になる成長分野進出型、いずれも比較的申請しやすかったことが伺えます。

2025年ものづくり補助金に向けて【約4年間に及ぶ申請件数と採択率の推移】

約1年前、
2024年ものづくり補助金はどうなる?気になる採択率

でも紹介しましたが、過去にさかのぼって1次〜15次公募、約4年間に及ぶ申請件数と採択率の推移は、下記となっています。

申請件数の推移

ものづくり補助金総合サイト データポータルより引用

1次の採択率62.5%と4次の30.8%では、30%以上の開きがありますが、7次以降は50%を継続して超えており、15次公募までの採択率は50〜60%程度で比較的安定していました。
17次公募は申請枠が限定的で申請件数も少なかったのでイレギュラーだったと言えますが、18次公募は35.8%とやや低い結果となっています。
次回以降の採択率に関しては、現時点では何とも言えませんが、18次公募に引き続き低めになる可能性はあります。
各申請枠の目的に沿った事業計画を作成する必要があります。

ものづくり補助金、専門家に依頼して採択率アップを目指そう!

以上、主に設備投資・機械購入に活用できるものづくり補助金の採択率についてご紹介してきました。
採択率を上げるために有効な解決方法として、補助金申請のプロフェッショナルにサポートを依頼することは非常に有効と言えます。
事業者自身が補助金の申請を行うことが困難な場合は、中小企業診断士など専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。
当社では約250名の中小企業診断士が補助金申請のプロフェッショナルとして多くの事業者様をサポートし、採択につなげています。
30〜50%となっているものづくり補助金の採択率ですが、当社は常に90%前後の採択率を誇っています。
補助金申請のコンサルタント選びのポイントは、こちらをご覧ください。
https://hojokin-joseikin.com/211/

ものづくり補助金の申請に向けて、Web相談を受付中

当社では、代表がZoomによるWeb無料相談を実施しており、すでに多くの事業者様よりご相談いただいています。
ぜひ、お早めにご相談いただけますと幸いです。

参考:
ものづくり補助金総合サイト

ものづくり補助金総合サイト データポータル

2024年ものづくり補助金はどうなる?気になる採択率

ものづくり補助金は来年どうなる?【2024年も継続】

【2024年版】ものづくり補助金コンサルタントの選び方

【執筆者のご紹介】
大規模成長投資補助金コンサルタント・ものづくり補助金コンサルタント・事業再構築補助金申請コンサルタント

事業計画策定エキスパート・中小企業診断士 姫田 光太

【執筆者の採択実績】
補助金申請コンサルタントとして活躍。ものづくり補助金申請支援では通算50件以上連続採択。連続採択継続中。大規模成長投資補助金コンサルタントとしてはコーディネーター。そしてプロジェクトマネジャーとして5社の大型採択をサポート。

【採択件数、採択率ご紹介】
小規模事業者持続化補助金12連勝。IT補助金では32件中30件採択。ものづくり製造業の採択率100%。平成29年度補正予算(平成30年実施)、平成30年度補正予算(平成31年実施)経済産業省系の補助金支援の採択率は100%。事業再構築補助金のアドバイス支援では採択率90%以上継続中。現在は採択率を高めるためのアドバイザーとして補助金・助成金採択支援どっとコムの代表コンサルタントとして活躍。また補助金コンサルタントの養成講座のメイン講師も務め精力的に活動中。経営者の想いを伝える事業計画づくりがモットーの補助金申請支援コンサルタント。