2025年ものづくり補助金に向けて【変更点と2024年の採択率、採択結果】

2025年ものづくり補助金に向けて変更点、採択結果・採択率を分析
2025年ものづくり補助金に向けて、準備は進んでいますか?第19次募集の締め切りは令和7年4月25日(金曜日)17時となりました!ご相談はお早めにお願いします!
今回の記事では、2025年の「ものづくり補助金」の変更点、そして2024年までの採択結果、採択率をまとめてご紹介。例えば2024年までのものづくり補助金の採択率は30%前後から62%の間で推移しています。しかし近年、ものづくり補助金の採択率は低下傾向にあります。2025年のものづくり補助金で採択を受けるためのポイントとは?
目次
- 1 ものづくり補助金とは?
- 2 ものづくり補助金2025年、公募開始予定と変更点
- 3 ものづくり補助金19次公募!加点項目を分析、解説
- 4 2025年に向けて。申請時期による採択率の違いは?
- 5 2025年ものづくり補助金に向けて【18次締切の採択率】
- 6 2025年ものづくり補助金に向けて【17次締切の採択率】
- 7 2025年の採択に向けて。10次以降の採択結果
- 8 2025年ものづくり補助金に向けて【約4年間に及ぶ申請件数と採択率の推移】
- 9 ものづくり補助金、専門家に依頼して採択率アップを目指そう!
- 10 ものづくり補助金2025年の申請で選ばれる理由
- 11 ものづくり補助金の申請に向けて、Web相談を受付中
- 12 執筆者のご紹介
ものづくり補助金とは?
現在は、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」が正式名称とされています。なお、この他、「もの補助」、「ものづくり助成金」などと呼ぶケースもあるようです。
ものづくり補助金では、人気が高く例年採択率30%〜50%前後と低くなる特徴があり、補助金の申請には完成度の高い事業計画書(申請書)が必要です。また、書類審査のみで判断されます。さらに、書類の内容だけでなく、記載内容に不備がないかも厳しくチェックされます。
ものづくり補助金2025年、公募開始予定と変更点
採択率を高める分析をする前に、まず2025年のものづくり補助金の公募開始時期や変更点を確認してみましょう。
ものづくり補助金2025年の公募開始と締め切りは?
ものづくり補助金が令和7年2月14日から募集開始となりました!第19次の締め切りは令和7年4月25日(金曜日)。公募開始からは時間があるように思えますが、採択を狙える高度な計画書の作成には1ヶ月以上。できれば2ヶ月程度はかけたいところなので、募集開始まで時間はありません。
2025年、ものづくり補助金の申請類型が変更に!
製品サービス高付加価値化枠、グローバル枠の2枠に申請類型が整理されました。2024年までは製品サービス高付加価値化枠、GX枠、DX枠、グローバル枠。さらにはサプライチェーン強靭化枠などさまざまな類型で募集されていました。2025年のものづくり補助金では2枠に整理され、わかりやすく変更になっています。
2025年ものづくり補助金では、補助金額、補助率は下記となっています。基本的には補助率は1/2となっています。なお、小規模事業者(例えば製造業の場合20名以下)は2/3となっています。
製品・サービス高付加価値化枠 | グローバル枠 | |
要件 | 革新的な新製品・新サービスの開発による高付加価値化
| 海外事業の実施による国内の生産性向上
|
補助上限 | 750万円~2,500万円 | 3,000万円 |
補助率 | 中小企業1/2、小規模・再生2/3 | 中小企業1/2、小規模2/3 |
補助対象経費 |
<共通>機械装置・システム構築費(必須)、技術導入費、専門家経費、運搬費、 クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費 <グローバル枠のみ>海外旅費、通訳・翻訳費、広告宣伝・販売促進費
|
令和6年度補正予算ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金リーフレット
2025年、ものづくり補助金の上限が変更に!
従業員数によって補助金の上限が区分されました。グローバル枠では最大3,000万円まで狙えます。例えば従業員51名以上の企業の場合、2025年ものづくり補助金の上限金額は2,500万円となりました。大きな投資に活用できるチャンスです!
従業員数 | 製品・サービス高付加価値化枠 | グローバル枠 |
5人以下 | 750万円(850万円) | 3,000万円(3,100万円〜4,000万円) |
6〜20人 | 1,000万円(1,250万円) | 3,000万円(3,100万円〜4,000万円) |
21〜50人 | 1,500万円(2,000万円) | 3,000万円(3,100万円〜4,000万円) |
51人以上 | 2,500万円(3,500万円) | 3,000万円(3,100万円〜4,000万円) |
( )内は大幅賃上げ特例による上乗せ
給与総支給額の要件が変更に!
2024年までは1.5%だった賃上げ要件が、2%または以下のように変更になりました。具体的には、1人あたりの給与支給総額の年平均成長率が事業実施都道府県の直近5年間の平均成長率以上。または給与支給総額の年平均成長率が+2%以上。つまり最低でも2%の給与支給総額アップが必要となりました。採択を勝ち取るためには、できれば3%以上の給与支給総額アップを実行したいところです。
一般事業主行動計画の公表が要件に!
例えば従業員21名以上の企業の場合、一般事業主行動計画の公表が必要となりました。これは女性活躍や子育ての支援方針を定め、「両立支援の広場」に公表するもの。なお、今回はサイトでの公表が義務となりましたが、都道府県労働局への届出は努力規定になっています。公募開始後にスムーズに申請するためにも、今から準備をしておきましょう。
ものづくり補助金で必要な一般事業主行動計画について(補助金・助成金採択支援どっとコム掲載記事)
収益納付の制度がなくなった!
収益納付とは、「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」等の規定により、補助事業(補助金の交付を受けて行う事業)の結果により収益(収入から経費を引いた額)が生じた場合には、補助金交付額を限度として収益金の一部または全部に相当する額を国庫へ返納する制度。
補助金を受給すれば嬉しいものです。しかし、「補助金をせっかくもらったのに国に返すの?」と疑問に思う方も多いと思いでしょう。このように国が支給してくれた補助金を返す可能性があると、事業も思い切ってできないですよね。しかし、2025年「ものづくり補助金」からは、この収益納付を求めないと明記されました。収益納付の免除は、事業者にとっては大きな変更点といえましょう。
ものづくり補助金19次公募!加点項目を分析、解説
19次公募、ものづくり補助金は令和7年2月14日から開始となりました。ただし、採択率申請条件に大きな変更はありませんが、加点項目や申請方法など細かい部分では変更点もあるようです。
2025年、19次募集の加点制度の変更について
ものづくり補助金では審査を有利にする加点項目がありますが、これらは「政策加点」とよばれ、審査結果を大きく左右するものになります。例えばパートナーシップ構築宣言など、すぐに取得できるものもありますので、内容を確認しておくことをお勧めします。以下で加点のハードルが低いもの、すでに持っていないと加点が難しいものを整理しました。
ものづくり補助金で比較的加点の取りやすいもの
以下の加点制度は比較的短時間で取得、認定を受けやすく、採択を取るために必ず取得しておきたいものになります。
加点項目 | 内容 |
パートナーシップ構築宣言 | 「パートナーシップ構築宣言ポータルサイト」において宣言を公表して いる事業者(応募締切日前日時点)。 |
事業継続力強化計画/ 連携事業継続力強化計 画 | 申請締切日時点で有効な「(連携)事業継続力強化計画」を取得している 事業者。 ※ (連携)事業継続力強化計画は BCP 内に自社の防災の取組だけでなく、 災害時における自社の災害対応製品等の供給体制構築等に関する内容を 盛り込んでいただくことも可能です。 |
成長加速化 マッチングサービス | 申請締切日時点において、中小企業庁「成長加速化マッチングサービ ス」で会員登録を行い、挑戦課題を登録している事業者。 |
再生事業者 | 別紙 4 に定める再生事業者。 |
ものづくり補助金申請者の判断や企業規模により加点の難易度の変わるもの
以下の賃上げ加点は採択を取るには非常に有利となりますが、会社規模や判断によって採択難易度はかわります。従業員に、基本要件以上の賃上げを公表すれば加点が得られるため、簡単に加点できる反面、毎年の事業化報告時に未達成の場合は今後の中小企業庁管轄補助金で採択を受けづらくなるペナルティもありますので注意が必要です。
加点項目 | 内容 |
賃上げ | 補助事業終了後 3~5 年の事業計画期間において、従業員及び役員の給与 支給総額の年平均成長率を 4.0%以上増加、並びに事業所内最低賃金を毎 年3月、地域別最低賃金より+40 円以上の水準を満たす目標値を設定 し、設定した目標値を交付決定までに全ての従業員又は従業員代表者、 役員に対して表明している事業者。 |
ものづくり補助金加点のために認定を取得するために時間がかかるもの
以下は大きな加点が見込める反面、取得には数ヶ月や数年かかる場合もあります。19次募集ではなく、20次以降での申請を検討されている方は間に合うかも知れませんので検討してください。
加点項目 | 内容 |
経営革新計画 | 申請締切日時点で有効な「経営革新計画」の承認を取得している事業者。 |
えるぼし認定 | 「えるぼし認定」を取得している事業者。 |
くるみん認定 | 「くるみん認定」を取得している事業者。 |
取得難易度は高いがあれば非常に有利となるもの
以下の加点はものづくり補助金のために取得するのは難しいものも含まれますが、あれば非常に有利となる可能性があるため、自社ですでに認定がないかなど、事前に確認すると良いでしょう。
加点項目 | 内容 |
DX 認定 | 「DX 認定」を申請締切日時点で有効に取得している事業者。 |
健康経営優良法人認定 | 「健康経営優良法人 2025」に認定された事業者。(3 月頃認定予定) |
技術情報管理認証 | 申請締切日時点で有効な「技術情報管理認証」を取得している事業者。 |
J-Startup J-Startup 地域版 | 「J-Startup」、「J-Startup 地域版」に認定された事業者。 |
新規輸出1万者 支援プログラム (グローバル枠に申請 する場合のみ対象) | 「新規輸出 1 万者支援プログラムポータルサイト」において登録が完了し ている事業者。 |
被用者保険 | 従業員規模 50 名以下の中小企業が被用者保険の任意適用(短時間労働者 を被用者保険に加入させること)に取り組む場合。 |
事業承継/M&A | 申請締切日を起点にして、過去 3 年以内に事業承継(株式譲渡等)により 有機的一体としての経営資源(設備、従業員、顧客等)を引き継いだ事業 者。 なお、事業承継は、株式譲渡、事業譲渡、あるいは相続・贈与により承継 した場合、又は同一法人内で代表者交代したものに限る。 |
2025年ものづくり補助金でおすすめの政策加点は?
19次以降のものづくり補助金でも採択が有利となる加点が実施されます。例えば簡単に登録できるパートナーシップ構築宣言など、今から準備できるものは進めておきましょう。加点は全部で6個まで取得することができます。加点の取れるものと、取れないものを戦略的に取得することが採択には重要となります。以下はおすすめの加点組み合わせとなりますので検討してください。
加点項目 | 取得難易度 | 内容 |
成長加速化 マッチングサービス | ◎ | 登録するだけで加点対象なので必ず取得しましょう |
パートナーシップ構築宣言 | ◎ | 上記同様に簡単に登録可能 |
事業継続力強化計画 | ○ | 取得まで30日から45日必要 |
賃上げ | ○ | 採択企業は積極的に狙いますので要検討 |
事業承継/M&A | △ | すでにM&A等を実施した企業は忘れず加点 |
経営革新計画 | △ | すでに認定受けている場合は忘れず加点 |
なお、補助金・助成金採択支援どっとコムでは、「成長加速化マッチングサービス登録」「パートナーシップ構築宣言登録」のサポートは着手金の中で対応させていただきます。
2025年に向けて。申請時期による採択率の違いは?
2025年までの採択率の傾向としては、制度変わり、年度変わり等の節目の初回募集は採択率は高めになる傾向にあります。次第に採択率が下がり、制度が緩和や変更されると採択率があがることもありました。また、申請件数が少ない場合は採択率は高めに出ます。さらに、冬場(12月申請など)は、応募件数が少なく、採択結果が良くなるケースもあります。各募集回のついて採択結果、採択率について、以下にまとめてみました。
ものづくり補助金データポータルより分析
2025年のものづくり補助金を分析するために、2024年までの実績をポータルサイトから見てみます。例年人気が高く、当社でも多くの事業者様を支援させていただいている「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」。通称「もの補助」。
令和5年度補正予算に基づくものづくり補助金の公募は終了しています。
以前、
2024年ものづくり補助金はどうなる?気になる採択率(補助金・助成金採択支援どっとコム参考記事)
にて、ものづくり補助金総合サイトで公開されているデータポータル
を参考に、1次〜16次公募(令和元年度補正予算事業・令和2年度補正予算事業・令和3年度補正予算事業)の申請及び採択状況について紹介しています。その後、17次公募、18次公募が行われました。
2025年ものづくり補助金に向けて、2024年に実施された公募の、直近回の申請件数や採択
率を紹介します。
▼2024年ものづくり補助金の概要については、下記をご確認ください。
ものづくり補助金は来年どうなる?【2024年も継続】
2025年ものづくり補助金に向けて【18次締切の採択率】
次に、2024年3月に締切、6月採択発表で実施された18次公募に関して、採択率は下記
となっています。

17次に初めて実施された省力化(オーダーメイド)枠の公募が行われたことに加え、製品・サービス高付加価値枠、グローバル枠の公募も行われました。全体の採択率は35.8%と17次公募に比べてやや増加しました。しかし、16次公募以前のように半数には届かず、狭き門だったと言えます。申請件数は、以前のように5,000件を超えました。そのうち、86.9%の事業者が製品・サービス高付加価値化枠で申請しています。
2025年ものづくり補助金に向けて【17次締切の採択率】
まず、2024年3月締切、5月採択発表で実施された17次公募に関して、採択率は下記
となって
います。

17次は、省力化(オーダーメイド)枠のみの公募となりました。省力化(オーダーメイド)枠は、補助上限額が750万円〜8,000万円(1,000万円〜1億円)と金額規模の大きい申請枠でした。ですが、その分申請ハードルも高かったです。16次公募では5,000件以上あった応募数が激減する結果となりました。
>>>>>また、採択率も14次50.7%、15次50.2%と約半数が採択されていたのに比べ、29.4%と大きく低下しました。なお、省力化(オーダーメイド枠)は2025年のものづくり補助金ではなくなりました。この申請枠は中小企業省力化補助金に制度が以降される見込みです。
ものづくり補助金 DX枠・GX枠とは?
2024年ものづくり補助金では、製品・サービス高付加価値化枠は通常類型と成長分野進出型(DX、GX)に分かれていました。
いわゆる普通枠と呼べる補助金額が最大1,250万円の通常類型、要件がやや厳しくはなっていました。DX、GXに関わる補助事業であれば対象になる可能性が高く、補助金額も最大2,500万円になる成長分野進出型、いずれも比較的申請しやすかったことが伺えます。
なお、当社の支援では18次、通常枠は採択率は100%を達成しました。しかし、DX、GX枠は70%台と苦戦しました。補助率やもらえる金額の高い枠ほど難易度が高くなることがわかります。申請枠の検討はとても重要と言えます。
またDXやGXは2025年は無くなります。しかし、デジタル化、AI活用、IOT活用など、DXに対する取り組みは2025年ものづくり補助金でも高く評価されそうです。例えばカーボンニュートラル社会へ貢献できる計画なども、高く評価され、採択を受けやすいと言えるでしょう。
2025年の採択に向けて。10次以降の採択結果
令和元年度補正(16次公募)の採択結果 2024年1月19日(金)
発表:2024年1月19日(金) 採択件数:2738件/5608件 採択率 48.8%
ものづくり補助金、16次公募のポイント
申請件数は5,600件と平均的で、採択率は48.8%と比較的高い数字で終わりました。当社でも100%近い採択率を達成しましたが、しかし、15次公募までの結果と比較すると、徐々に採択率が低下傾向にあることがわかります。
令和元年度補正(15次公募)の採択結果 2023年9月29日
発表:2023年9月29日(金) 採択件数:2,861件/5,694件 採択率 50.2%
ものづくり補助金、15次公募のポイント
申請件数は5,694件で平均並み、採択率は50.2%と高い数字となりました。16次同様に100%近い採択率を達成しました。50%という数値は、ものづくり補助金ではやや高めの採択率と言えるでしょう。
令和元年度補正(14次公募)の採択結果 2023年6月23日
発表:2023年6月23日(金) 採択件数:2,470件/4,865件 採択率 50.7%
ものづくり補助金14次公募のポイント
申請件数は4,865件で少なめ、採択率は50.7%と高めの結果でした。13次公募までは50%台後半と非常に高い採択率だったため、採択率が下降傾向になり始めた回でもあります。
令和元年度補正(13次公募)の採択結果 2023年2月20日
発表:2023年2月20日(月) 採択件数:1,927件/3,322件 採択率 57.4%
ものづくり補助金、13次公募のポイント
申請件数は3,000件台と少なめ、冬場の申請数は少なくなる傾向にあります。逆に採択率は57.4%と非常に高く、冬場の申請の方が有利とも考えられます。このように、申請件数が少ない募集回は採択率も高くなるので、申請にはおすすめのシーズンとなります。
令和元年度補正(12次公募)の採択結果 2022年12月16日
発表:2022年12月16日(金)採択件数:1,907件/3,356件 採択率 56.8%
ものづくり補助金、12次公募のポイント
申請件数は3,000件台と少なめですが、採択率は非常に高い数字となりました。補助金・助成金採択支援どっとコムでも、12次公募では100%近い採択率を達成しました。
令和元年度補正(11次公募)の採択結果 2022年10月20日
発表:2022年10月20日(木)採択件数:2,817件/4,744件 採択率 59.3%
ものづくり補助金、11次公募のポイント
9次、10次と比較して採択率が若干低下したものの、高採択率で推移した結果となりました。このように50%台後半の採択率の場合は、プロコンサルタントが支援すると非常に採択率が高くなり、当社でも95%以上の採択率を達成した募集回となりました。
令和元年度補正(10次公募)の採択結果 2022年7月15日
発表:2022年7月15日(金) 採択件数:2,612件/4,294件 採択率 60.8%
ものづくり補助金、10次公募のポイント
申請件数は第9次公募よりも大幅に増加しました。しかし、申請件数が9次よりも大幅に増加したにもかかわらず、60%を超える高い採択率となりました。なお、ものづくり補助金の採択率が非常に高かったポイントとしては、新型コロナ感染症の影響で救済的措置、意味合いが高かったからと言えるでしょう。このように、補助金の採択率はその時々の情勢、経済状況などによっても大きく左右されます。
2025年ものづくり補助金に向けて【約4年間に及ぶ申請件数と採択率の推移】
約1年前、
2024年ものづくり補助金はどうなる?気になる採択率</span>
でも紹介しましたが、過去にさかのぼって1次〜15次公募、約4年間に及ぶ申請件数と採択率の推移は、下記となっています。

1次の採択率62.5%と4次の30.8%では、30%以上の開きがあります。7次以降は50%を継続して超えています。5次公募までの採択率は50〜60%程度で比較的安定していました。
17次公募は申請枠が限定的で申請件数も少なかったのでイレギュラーだったと言えます。しかし18次公募は35.8%とやや低い結果となっています。
次回以降の採択率に関しては、現時点では何とも言えません。しかし18次公募に引き続き低めになる可能性が高いです。そのため、各申請枠の目的に沿った、高度な事業計画を作成する必要があります。
ものづくり補助金、専門家に依頼して採択率アップを目指そう!
以上、主に設備投資・機械購入に活用できるものづくり補助金の採択率についてご紹介してきました。高度な事業計画を作成すると言っても、補助金のプロのサポートなく、事業者自身ではなかなか難しいもの。採択率を上げるために有効な解決方法として、補助金申請のプロフェッショナルにサポートを依頼することは非常に有効と言えます。
事業者自身が補助金の申請を行うことが困難な場合は、中小企業診断士など専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。なお、当社では約250名の中小企業診断士が補助金申請のプロフェッショナルとして多くの事業者様をサポート、1,500件以上の採択につなげています。30〜60%となっているものづくり補助金の採択率ですが、補助金・助成金採択支援どっとコムでは常に90%前後の採択率を誇っています。補助金申請のコンサルタント選びのポイントは、こちらもご覧ください。
ものづくり補助金2025年の申請で選ばれる理由
ものづくり補助金は採択率が非常に低いため、高難易度の補助金こそ申請代行業者を活用することも必要でしょう。補助金・助成金採択支援どっとコムでも、2025年も「ものづくり補助金」のサポート依頼が続々と寄せられています。補助金・助成金採択支援どっとコムの選ばれる理由についてご紹介いたします。
200名以上のコンサルタントが在籍!採択率100%のコンサルタントも!
当社は、200名以上の経験豊富なコンサルタントを擁することで、ものづくり補助金の新制度に対応、例えばコンサルタントは常にものづくり補助金関連の知見を高め、当社の勉強会等で最新の情報を取り入れ、制度の変更にも迅速に対応できる体制を整えています。
90%以上の採択率を誇る補助金・助成金採択支援どっとコムの採択率、実績
2024年までのものづくり補助金にて採択率は90%を超え</span>、多くの皆様にご満足いただいております。過去の「ものづくり補助金」採択実績に裏打ちされたノウハウにより、精度の高い申請書作成が可能となっています。特に令和元年からの申請で100%の採択を達成した実績もあり、書類提出にとどまらず、事業の発展に直結する補助金活用を目指しています。
経済産業省の補助金に強い!1,500社以上の支援実績
これまでに1,500社以上の企業様への補助金申請を支援。</strong>多くの成功事例を築いてきました。特に、申請書の内容に企業の成長戦略を明確に反映させることを得意とし、競争の激しい補助金申請においても高採択率が可能です。また、申請後の実行計画においても、補助金を最大限に活用した運用体制をサポートし、企業の持続的な成長促進を応援します。
ものづくり補助金の申請に向けて、Web相談を受付中
当社では、代表がZoomによるWeb無料相談を実施しており、すでに多くの事業者様よりご相談いただいています。なお、対応・決断の早い、採択を受けるレベルの企業はすでに申請準備を始めています!採択を受けるためには情報収集、さらには早めの準備が必要不可欠。ぜひ、お早めにご相談いただけますと幸いです。
参考:
ものづくり補助金総合サイト
執筆者のご紹介
/>ものづくり補助金コンサルタントとして活動中。また経産省の難関補助金、大規模成長投資補助金コンサルタント、事業再構築補助金(新事業進出補助金)申請コンサルタントとしても活動。
事業計画策定エキスパート
中小企業診断士 姫田 光太
【執筆者の採択・支援実績】
ものづくり補助金申請支援では通算50件以上連続採択、現在でも連続採択継続中。また大規模成長投資補助金コンサルタントとしてはコーディネーター。そして、プロジェクトマネジャーとして5社の大型採択をサポート。大規模成長投資補助金における資金調達支援の総額は219億円にのぼる。
【採択件数、採択率ご紹介】
>>>>>製造業では採択率100%を達成、平成30年度補正予算までの経済産業省系の補助金支援の採択率は100%。また事業再構築補助金のアドバイス支援では採択率90%以上も実現。なお、現在は採択率を高めるためのアドバイザーとして活躍。経営者の想いを伝える事業計画づくりがモットーの補助金申請支援コンサルタント。