2025年新事業進出補助金 第1回採択結果【32.7%】
目次
2025年新事業進出補助金 第1回採択結果
先日、新事業進出補助金の第1回公募(2025年7月応募締切)の採択が発表されました。
全体の採択率は37.2%になります。
また、当社の採択率は100%となっています。
「新事業進出補助金 第1回公募の採択結果について」より引用、加工作成
新たに創設された補助金で、採択率に注目していた方も多いと思います。
結果としては、直近のものづくり補助金(第19次)の採択率31.8%よりやや高い37.2%となりました。
極端に高い、または低い結果にはならなかったと言えます。
今回は、「新事業進出補助金 第1回公募の採択結果について」を参考に、採択結果の分析、採択のポイントなどをご案内します。
2025年新事業進出補助金、採択されたのはどんな業種?
まず、主たる業種別の採択件数は下記となります。
応募件数、採択件数ともに、製造業、卸売業・小売業、建設業の順に多い結果となりました。
なお、採択件数に関して、製造業が55.2%と半数を占めています。
本補助金は、新規事業への挑戦を目指す中小企業の設備投資を促進するとされています。
また、機械装置・システム構築費と建物費のいずれかが必須となっています。
よって、設備投資に活用する製造業の応募が多かったと考えられます。
2025年新事業進出補助金、補助申請額はどれくらい?
次に、採択者における補助金申請額の分布は下記となります。
応募件数は、2,000万以上~2,500万未満が763件と最も多く、次いで1,000万以上 ~1,500万、 500万以上~1,000万の順で多い結果となりました。
なお、本補助金は、補助率が一律1/2となっています。
従業員数21〜50人の補助金額が4,000万円(大幅賃上げ特例事業者の場合5,000万円)のため、21人以上の事業者の申請が多かったことが考えられます。
一方、補助下限額は750万円とされています。
そのため、補助下限をちょうど満たすような金額で申請した事業者も一定数いたことが推測されます。
採択のポイントは?
新事業進出補助金は、新事業進出指針に沿った事業計画を策定する必要があります。
新事業進出指針は3つの要件から構成されています。
![]()
「新事業進出指針の手引き」より引用
上記、①〜③すべての要件を満たすことが必要です。
そのうち、定量的に表しにくい①、②は要件を満たしていることを明確に示すことが必要になると思います。
たとえば、要件を満たす例として、下記が挙げられています。
「新事業進出指針の手引き」より引用
「新規性」とは、補助事業に取り組む中小企業等にとっての新規性であり、世の中における新規性(日本初・ 世界初)ではありません。
まず、「ガソリン車部品」と「半導体製造装置部品」は、明確に顧客層が異なります。
また、半導体製造装置部品を過去に製造した実績がなければ、製品の新規性も満たします。
この例のように、「新事業進出指針の手引き」には、新事業進出要件を満たす例のほか、該当しない例や評価が低くなる例が記載されています。
ぜひご確認ください。
2025年新事業進出補助金、専門家に依頼して採択率アップを目指そう!
以上、2025年新事業進出補助金の採択率についてご紹介してきました。
採択率を上げるために有効な解決方法として、補助金申請のプロフェッショナルにサポートを依頼することは非常に有効と言えます。
事業者自身が補助金の申請を行うことが困難な場合は、中小企業診断士など専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。
なお、当社では約250名の中小企業診断士が補助金申請のプロフェッショナルとして多くの事業者様をサポートし、採択につなげています。
補助金申請のコンサルタント選びのポイントは、こちらをご覧ください。
https://hojokin-joseikin.com/1952/
2025年新事業進出補助金の申請に向けて、Web相談を受付中
当社では、代表がZoomによるWeb無料相談を実施しており、すでに多くの事業者様よりご相談いただいています。
ぜひ、お早めにご相談いただけますと幸いです。
執筆者のご紹介
補助金支援コンサルタント・事業計画策定エキスパート・中小企業診断士 姫田 光太
ものづくり補助金申請支援では通算50件以上連続採択、連続採択継続中。また、旧制度の事業再構築補助金のドバイス支援では採択率90%以上継続中!さらに、小規模事業者持続化補助金12連勝、IT補助金では32件中30件採択。ものづくり製造業の採択率100%など実績多数。
【ものづくり補助金アドバイザーとしての活動】
現在は採択率を高めるための新事業進出補助金アドバイザー。
また、経産省で人気の高いものづくり補助金アドバイザーなど、大型補助金のブラッシュアップを担当。
また、補助金コンサルタントを養成する補助金・事業計画策定講座のメイン講師を務めるなど精力的に活動中。
経営者の想いを伝える事業計画づくりがモットーの補助金申請支援コンサルタント。
参考: