2025年ものづくり補助金採択結果・採択率まとめ
2025年ものづくり補助金に向けて採択結果、採択率を分析
2024年までのものづくり補助金採択率は30%から50%前後で推移しています。ものづくり補助金採択結果、採択率について解説します。2024年最終となった18次公募では、全国平均採択率は35.8%。ものづくり補助金の採択率が、近年低下傾向にあるので注意が必要です。
2025年のものづくり補助金の申請準備は進んでいますか?今回は2024年のものづくり補助金採択結果や採択率から、申請の傾向、ポイントを解説します。2025年までのものづくり補助金採択結果、採択率まとめとしてご覧ください。なお、補助金・助成金採択支援どっとコムの、ものづくり補助金申請サポートは1,000件以上!採択率は90%以上となっています。万が一、不採択となってしまった方もリベンジで採択できる可能性はあります。代表コンサルタントがアドバイスしますので、無料相談にお申し込みください。
目次
- 1 申請時期による採択率の違いは?
- 1.1 令和元年度補正(18次公募)の採択結果 2024年6月25日(火)発表
- 1.2 令和元年度補正(17次公募)の採択結果 2024年5月20日(月)
- 1.3 令和元年度補正(16次公募)の採択結果 2024年1月19日(金)
- 1.4 令和元年度補正(15次公募)の採択結果 2023年9月29日
- 1.5 令和元年度補正(14次公募)の採択結果 2023年6月23日
- 1.6 令和元年度補正(13次公募)の採択結果 2023年2月20日
- 1.7 令和元年度補正(12次公募)の採択結果 2022年12月16日
- 1.8 令和元年度補正(11次公募)の採択結果 2022年10月20日
- 1.9 令和元年度補正(10次公募)の採択結果 2022年7月15日
- 2 ものづくり補助金採択後の流れ
- 3 ものづくり補助金で不採択になったら?採択率100%のコンサルが対策を解説!
- 4 2025年ものづくり補助金の採択率を高めるコンサルタント活用
- 5 2025年ものづくり補助金採択結果、採択率まとめ
- 6 執筆者のご紹介
申請時期による採択率の違いは?
採択率の傾向としては、制度変わりの最初は採択率は高めになる傾向にあります。次第に採択率が下がり、制度が緩和されると採択率があがることもありました。また、申請件数が少ない場合は採択率は高めに出ます。さらには、冬場(2月申請など)は、応募件数が少なく、採択結果が良くなるケースもあります。各募集回のついて採択結果、採択率について、以下にまとめてみました。
令和元年度補正(18次公募)の採択結果 2024年6月25日(火)発表
発表:2024年6月25日(火) 採択件数:2070件/5777件 採択率 35.8%
18次公募のポイント
採択率が過去最低クラスの35.8%にとどまりました。これは申請難易度が高まっていることが考えられます。また年度の最終募集は予算の関係で採択率が低くなることも多いので注意が必要です。2025年ものづくり補助金採択結果、採択率を考える上で、採択率が低かった回の詳細を分析することが重要です。
令和元年度補正(17次公募)の採択結果 2024年5月20日(月)
発表:2024年5月20日(月) 採択件数:185件/629件 採択率 29.4%
17次公募のポイント
近年で最も程採択率の募集回となりました。これは通常枠の募集をせず、難易度の高いオーダーメイド枠のみの申請だったからと考えられます。17次公募のように、申請枠の特徴を理解して申請することが必要不可決です。公募枠の選択を誤ると、このように採択率が非常に低く、難易度が高まってしまうので注意が必要です。
令和元年度補正(16次公募)の採択結果 2024年1月19日(金)
発表:2024年1月19日(金) 採択件数:2738件/5608件 採択率 48.8%
16次公募のポイント
申請件数は5,600件と平均的で、採択率は48.8%と比較的高い数字で終わりました。当社でも100%近い採択率を達成しました。しかし、15次公募までの結果と比較すると、徐々に採択率が低下傾向にあることがわかります。
令和元年度補正(15次公募)の採択結果 2023年9月29日
発表:2023年9月29日(金) 採択件数:2,861件/5,694件 採択率 50.2%
15次公募のポイント
申請件数は5,694件で平均並み、採択率は50.2%と高い数字となりました。16次同様に100%近い採択率を達成しました。50%という数値は、ものづくり補助金ではやや高めの採択率と言えるでしょう。
令和元年度補正(14次公募)の採択結果 2023年6月23日
発表:2023年6月23日(金) 採択件数:2,470件/4,865件 採択率 50.7%
14次公募のポイント
申請件数は4,865件で少なめ、採択率は50.7%と高めの結果でした。13次公募までは50%台後半と非常に高い採択率だったため、採択率が下降傾向になり始めた回でもあります。
令和元年度補正(13次公募)の採択結果 2023年2月20日
発表:2023年2月20日(月) 採択件数:1,927件/3,322件 採択率 57.4%
13次公募のポイント
申請件数は3,000件台と少なめ、冬場の申請数は少なくなる傾向にあります。逆に採択率は57.4%と非常に高く、冬場の申請の方が有利とも考えられます。このように、申請件数が少ない募集回は採択率も高くなるので、申請にはおすすめのシーズンとなります。
令和元年度補正(12次公募)の採択結果 2022年12月16日
発表:2022年12月16日(金)採択件数:1,907件/3,356件 採択率 56.8%
12次公募のポイント
申請件数は3,000件台と少なめですが、採択率は非常に高い数字となりました。当社でも100%近い採択率を達成しました。
令和元年度補正(11次公募)の採択結果 2022年10月20日
発表:2022年10月20日(木)採択件数:2,817件/4,744件 採択率 59.3%
11次公募のポイント
9次、10次と比較して採択率が若干低下したものの、高採択率で推移した結果となりました。このように50%台後半の採択率の場合は、プロコンサルタントが支援すると非常に採択率が高くなります。当社でも95%以上の採択率を達成した募集会となりました。
令和元年度補正(10次公募)の採択結果 2022年7月15日
発表:2022年7月15日(金) 採択件数:2,612件/4,294件 採択率 60.8%
10次公募のポイント
申請件数は第9次公募よりも大幅に増加しました。しかし、申請件数が9次よりも大幅に増加したにもかかわらず、60%を超える高い採択率となりました。ものづくり補助金の採択率が非常に高かったポイントとしては、新型コロナ感染症の影響で救済的措置、意味合いが高かったからと言えるでしょう。このように、補助金の採択率はその時々の情勢、経済状況などによっても大きく左右されます。
ものづくり補助金採択後の流れ
無事にものづくり補助金で採択されても、ここからが大変です。採択された時点では、まだ「交付決定候補者」。このあと正式な「交付申請」をすることで、「交付決定」となります。交付決定となるまでは油断できません。採択発表から交付決定までは概ね2ヶ月から3ヶ月程度かかるつもりでスケジュールを調整しましょう。
ものづくり補助金で不採択になったら?採択率100%のコンサルが対策を解説!
人気の高いものづくり補助金。採択率も低下傾向にあります。例えば自社のPRが不十分、設備投資の内容が補助金の趣旨にそぐわないなど、不採択には理由があります。代表的なものづくり補助金での不採択の理由は以下のとおりです。
ものづくり補助金の申請書で自社の独自性、PRが不十分
申請書にはやりたい事の他、自社の強みや独自性のアピールが重要です。これは、事業計画の実現可能性の高さをアピールすることにつながります。ところが、記載内容を埋めることに注力しすぎて、このアピールが足りない申請書が多いです。まず、自社の強みなど、審査員へしっかりアピールできているか、計画書を見直しましょう。
ものづくり補助金申請書類の不備
現在では電子申請で申請書類を提出します。ところが、指定された年度の決算書が不足していたり、申請書を間違えたり。書類の不備も不採択の理由になりえます。電子申請は慎重に行うようにしましょう。
申請する設備投資の費用対効果、投資対効果が悪い
ものづくり補助金では高額の設備投資や、システム開発でサービス、製品の高付加価値化を図ります。よって、新サービスでしっかりと元が取れる。つまり新サービスから創出される利益で、設備投資の金額を上回らなければなりません。概ね3から5年でしっかりと利益で回収できる計画に修正しましょう。
設備投資やシステム開発の内容が、ものづくり補助金に合わない
ものづくり補助金はサービスの高付加価値化のための補助金です。単なる生産性向上のための設備では不採択となってしまいます。補助金による設備投資でサービスが良くなる。また新サービスを創出する。プラスアルファで生産性が高まる、というストーリーが理想です。効率化についてだけ記載しても採択は取れません。
ものづくり補助金申請における政策加点の不足
軽視されがちですが、補助金で有利となる政策加点は全て取得するようにしましょう。とくに事業継続力強化計画はすぐに認定が取れて加点となります。この他、パートナーシップ構築宣言など、簡単な加点は必ず取るようにしましょう。とくに賃上げ率をアップさせることでえられる加点は、とくに重要となるため検討の余地があります。
2025年ものづくり補助金の採択率を高めるコンサルタント活用
ものづくり補助金は近年、採択率が低下傾向にあります。審査員、申請企業ともにレベルが上がってきています。ご自身で申請書を作成することは大事です。しかし、プロのノウハウを活用するのも大切です。ただし、コンサルタントを活用する際には注意点もあります。以下にものづくり補助金コンサルタント活用のポイントをまとめています。コンサルタント選びは慎重に進めましょう。補助金・助成金採択支援どっとコムでもいったんは不採択で弊社にご相談。無事に再チャレンジで採択となった事例がたくさんございます。代表コンサルタントがアドバイスしますので、無料相談もご検討ください!
2025年ものづくり補助金採択結果、採択率まとめ
ものづくり補助金採択結果、採択率、いかがでしょうか?2025年ものづくり補助金採択結果、採択率を考える上で、2024年の分析は重要です。申請するタイミングによっても採択率は左右されます。また申請時期、予算規模などもチェックが必要です。ご自身で申請作業を全て進めることも可能です。しかし、確実に採択率を高めていくにはプロのサポートを受けることもお勧めします。当社でも無料相談を行なっていますので、ぜひお問合せください。
執筆者のご紹介
大規模成長投資補助金コンサルタント。
ものづくり補助金コンサルタント。
事業再構築補助金(新事業進出補助金)申請コンサルタント。
事業計画策定エキスパート・中小企業診断士 姫田 光太
【執筆者の採択実績】
「2025年ものづくり補助金採択結果、採択率まとめ」執筆者のご紹介
補助金申請コンサルタントとして活躍。現在でも、ものづくり補助金申請支援では通算50件以上連続採択記録を更新中。さらに、経済産業省の超大型補助金、大規模成長投資補助金コンサルタントとしてはコーディネーター、そしてプロジェクトマネジャーとして5社の大型採択をサポート。
【採択件数、採択率ご紹介】
ものづくり企業、製造業の採択率100%。また小規模事業者持続化補助金12連勝。さらにIT補助金では32件中30件採択。事業再構築補助金でもアドバイザーとして300件の支援と採択率90%超えを達成。平成30年度補正予算までの経済産業省系の補助金支援の採択率は100%。事業再構築補助金のアドバイス支援では採択率90%以上継続中。現在でも採択率を高めるためのアドバイザーとして活躍。また、補助金コンサルタントの養成講座のメイン講師も務め精力的に活動中。経営者の想いを伝える事業計画づくりがモットーの補助金申請支援コンサルタント。