ものづくり補助金・事業再構築補助金・IT導入補助金の補助金コンサルタント(申請支援・申請コンサルティング)

上限1,000万円まで活用できる経済産業省の人気の補助金 ものづくり補助金とは (平成30年度補正予算ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業)

設備投資・機械購入に使える補助金

ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業の目的)

中小企業・小規模企業の製造業の皆さまには、ものづくり補助金(平成29年度補正予算・平成30年実施はものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金、平成30年度補正予算・平成31年実施はものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業、毎年名前は変わりますが、通称ものづくり補助金と呼ばれています)という補助金が存在するのをご存知でしょうか。

本補助金の目的は、下記のような内容となります。

「国際的な経済社会情勢の変化に対応し、足腰の強い経済を構築するため、生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための中小企業・小規模事業者の設備投資等の一部を支援することを目的とします。」

※平成30年度公募の引用

何だか難しい内容ですが、簡単に言うと「製造業や生産設備、先端設備を導入する企業を応援します」という事ですね。事業者の生産性向上に向けた先進的な生産や、サービス開発に対して国が補助金を交付するという内容です。製造業の皆様にはだいぶ周知してきましたが、製造業以外(サービス業や建設業、小売業、卸売業など)でもご活用いただける補助金です。平成30年12月には平成30年度補正予算で閣議決定されて、今年も実施されることがほぼ確定しました。

昨年度の「ものづくり補助金」の内容・採択実績

前回の平成29年度補正予算「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金」は、

第一次公募が平成30年2月28日(水)から平成30年4月27日(金)の期間で行われ、公募件数17,275件、採択9,518件、採択率は55%でした。

第二次公募は平成30年8月3日から平成30年9月18日まで公募が行われました。こちらの公募件数は6,355件、採択者数は2,471件でした。採択率は約39%ですね。

総じて中々競争率の高い補助金となっています。補助金の具体的な内容は、以下のようなものとなります。

1.企業間データ活用型補助上限額:1000万円/者(補助率2/3)

2.一般型 上限額:1000万円/者(補助率1/2)

※一定の条件を満たせば、2/3も可能

3.小規模型 上限額:500万円/者(補助率小規模事業者2/3、その他1/2)

前回公募の採択実績ですが、例えば

複合型NC旋盤、プラズマ自動切断システム、三次元CAMシステム、3Dスキャナ、CTP、3D形状測定器等の生産設備の導入や、旅館における予約システムの構築、Iot、AR(仮想現実)、ドローンといった先端技術の利活用・導入という案件の採択実績があります。このような設備投資をご検討の中小企業にとっては大きなチャンスです。

ものづくり補助金採択のポイント

新規事業、生産性向上に取り組む中小企業には非常に魅力的な補助金の内容となっていますが、前述の通り過去実績では公募期間が1か月半~2か月間と短期間かつ採択競争率も高いため、公募が始まる前に先んじてしっかり準備を行う事が重要です。

・自社の経営環境の変化を理解して、顧客のニーズがどのように変化し、そのニーズに対応する為にどのような設備を導入しなくてはいけないか(シナリオ)

・計画が実施可能かどうか、また実施された場合の生産性・収益性向上内容は具体性のあるものか(実効性)

・内容が自社の強みを強化し且つ先進的な内容か(新規性・収益性)

上記のような内容を抑えつつ、審査員の納得感のある申請書を仕上げる事が重要となります。

ものづくり補助金の採択を受けるためには、20ページ程度の完成度の高い事業計画書が必要となります。また、採択を受けてからも様々な報告書を求められるため、アドバイザーとして補助金コンサルタントに依頼する方も多いようです。採択率を高め、面倒な手続きをフォローしてくれる補助金コンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。

【執筆者のご紹介】

補助金支援コンサルタント・事業計画策定エキスパート・中小企業診断士 姫田 光太

平成29年補正予算ものづくり補助金では8連勝、小規模事業者持続化補助金9連勝、IT補助金では24連勝、合計連続31連勝中。平成29年度補正予算(平成30年実施)経済産業省系の補助金支援の採択率は100%。経営者の想いを伝える事業計画づくりがモットーの補助金申請支援コンサルタント。