ものづくり補助金5次締め切り分が発表となりました!
ものづくり補助金(令和元年度補正予算)の2月、5次締め切り募集開始!
令和元年補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)の2月締め切り、5次の募集が開始されました!詳しくはものづくり補助金総合サイトでご確認ください!
募集開始:2020年12月18日、17時〜
申請受付開始:2021年2月2日、17時〜(予定)
締め切り:2021年2月19日(金曜日)、17時
2020年12月18日公募開始となりました本補助金、今年度は5回目で最終の募集となります(次年度は未定)。過去4回との違いについて、公募要領の変更点と合わせて分析してみました!
コロナ特別枠の終了以外は大きな変更点はなし?
補助率や、広告宣伝費の申請もできる「コロナ特別枠」は4次(12月18日締め切り分)で終了となりました。よって、補助率(補助してくれる割合)は、中小企業1/2、小規模企業(商業サービス業は5名以下、製造業や旅館業などその他業種は20名以下)は2/3となります。
コロナ特別枠は最低でもサプライチェーン毀損への対応A類型2/3、非対面ビジネスB類型、テレワークC類型は3/4でしたが、補助率は下がってしまいます。来年度の実施もほぼ決定し、コロナ対策枠の追加募集も予定されているため、補助上限アップをねらう事業者様は2月申請を見送ることを検討しても良いかもしれません。
しかし、補助率アップを検討し今回の2月募集を見送る事業者が多くなれば、申請企業数も少なくなるため、全国平均の採択率がアップする可能性もあります。こればかりは申請書を提出してみないとわかりません。チャンスは多い方が良いと思いますので、時間がない中ですが2月申請を検討されても良いかもしれません。公募要領の11ページには以下の記載があります。
一般型とグローバル展開型は同じスケジュール で、5次締切後も申請受付を継続し、令和3年度内には、複数回の締切を設け、それまでに申請のあった分を審査し、随時、採択発表を行います(予定は変更する場合があります)
2021年2月以降も、ものづくり補助金が継続されることが明記されています。
なお、1次〜4次で不採択の企業は5次締め切りに再申請が可能と記載があります。ということは、12月18日で募集が終了した4次の採択結果発表は2月19日より前になるか、締め切り日が延長される可能性もありますね。
今までのものづくり補助金との違いはあるの?
公募要領を読む限り、今までと大きな違いはコロナ特別枠が終了したこと以外、大きな変更はなさそうです。コロナ枠の終了に伴い、宣伝広告費や感染防止対策費の費用計上はできなくなっています。
しかし採択を左右する「審査項目(公募要領19ページ)」に、一点大きな変更点があります。公募要領19ページにある「政策加点項目」に変化が見られます。政策加点とは、「国が求めていることをやってくれれば点数をアップ(受かりやすく)してあげるよ」という措置です。前回までは小規模事業者というだけで加点があり受かりやすくなっていましたが、今回からは小規模事業者加点は無くなり、創業5年未満の企業のみ加点措置が取られています。よって前回までは、「小規模な会社は受かりやすい」というデータも出ていたようですが、今後は小規模な事業者は補助率が2/3になるものの、受かりやすいとは言えなくなる見込みなので注意が必要です。
その他の政策加点項目は前回と同様です。
・経営革新計画の認定取得企業(取得予定も含む)
・事業継続力強化計画の認定取得企業(取得予定も含む)
・創業・第二創業後、5年未満の企業
・事業計画期間内に給与支給額を年率平均2%または3%、最低賃金を+60円または+90円にアップする宣言をした企業
・被用者保険の適用拡大の対象となる中小企業が制度改革に先立ち任意適用に取り組 む場合
は政策加点があり、審査上有利となります。
いかがでしょうか?小規模企業加点がなくなったり、コロナ特別枠が終了となったり、今までよりも採択を受けることが難しくなりそうですね。当社でも本補助金の申請サポートを積極的に行っており、採択率を高めたい事業者様は気軽にご相談いただければと思います。なお、当社のサポートは締め切りの1ヶ月前(2021年1月20日)までとなっております。ご相談はお早めに宜しくお願い致します。
【執筆者のご紹介】
補助金支援コンサルタント・事業計画策定エキスパート・中小企業診断士 姫田 光太
ものづくり補助金申請支援では通算40連勝、連続採択継続中。ものづくり製造業の採択率100%。平成29年度補正予算(平成30年実施)、平成30年度補正予算(平成31年実施)経済産業省系の補助金支援の採択率は100%。経営者の想いを伝える事業計画づくりがモットーの補助金申請支援コンサルタント。