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【事業再構築補助金】緊急事態宣言枠の採択発表

事業再構築補助金、第1回公募 緊急事態宣言特別枠の採択発表

6月中旬に採択発表とされていた事業再構築補助金の第1回公募に関して、緊急事態宣言特別枠のみ、6月16日に先立って採択発表がありました。
応募のあった5,181者のうち、申請要件を満たした4,326者について審査を行った結果、2,866者を採択したと公表されています。

事業再構築補助金総合サイト 第1回公募 緊急事態宣言特別枠 採択発表

緊急事態宣言特別枠とは
通常枠の申請要件を満たし、かつ、緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛等により影響を受けたことにより、令和3年1〜6月のいずれかの月の売上高が対前年または前々年の同月比で30%以上減少している事業者

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要件を満たせば3件に2件は採択

採択率はすべての申請者数に対して55.3%、要件を満たした申請者数に対して66.3%と、要件を満たした申請者に関しては、約3件に2件採択されている結果となりました。特別枠で不採択になっても、通常枠で加点の上再審査を受けることができるので、通常枠として採択される可能性があり、トータルの採択率はもう少し上昇するかもしれません。(ただし、通常枠は補助率が減少するため交付金額が減る場合があります。)
「緊急事態宣言特別枠」と銘打っているわりに採択率が低いのでは?80%くらい採択でもいいのでは?と思う方もいたかもしれません。目的が異なる補助金なので一概には言えませんが、ものづくり補助金の4次公募の採択率31.2%等、50%を切る補助金も多数あることを鑑みると、66.2%は比較的採択されやすい方だと言えると思います。もちろん、国の予算を使った補助金なので、事業計画書に一定以上のレベルが必要なのは言うまでもありません。

通常枠の発表は6月18日(金)に発表予定

中小企業庁のホームページより、通常枠の発表は6月18日(金)に予定しているとされています。緊急事態宣言特別枠同様、すべての申請者と要件を満たした申請者に分けて採択数が発表されるかと思いますが、おそらくはいずれも特別枠より低い採択率になることが予想されます。交付金額が大きいこともあり、申請書類をひとまず揃えれば採択されるというものではありません。今後の公募は1次公募の採択・不採択の情報が交換され、どの申請者も内容をより充実させて申請してくるでしょう。今後申請を検討されている事業者様は、今一度何のために補助金を申請するのか、どんな事業計画で申請するのかをご検討されることをおすすめします。

事前相談を受け付け中

当社ではZoomによるWeb無料相談も実施しており、連日多数の事業者様よりご連絡いただいています。事業再構築補助金に関しては、第2回公募(7月2日申請締め切り)分の申請支援は受付を終了させていただきましたが、引続き第3回以降のご相談を承っております。第1回公募で申請支援させていただいた約80社の採択結果を踏まえた上で、精度の高い事業計画書の作成を支援させていただきます。お早めにご相談いただけますと幸いです。