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事業再構築補助金第4回公募の採択結果発表

事業再構築補助金

話題の事業再構築補助金、第4回公募の採択率は?

先日、事業再構築補助金の第4回公募の採択結果が発表となりました。応募件数は19,673件、採択件数は8,810件、採択率は44.8%となりました。

事業再構築補助金 第4回公募の結果についてより抜粋(以下、図表すべて同様)

第3回(前回)の応募件数20,307件、採択率44.4%に対し、第4回の応募件数、採択率ともにほぼ横ばいの結果となりました。第3回までは、応募件数のうち「書類不備等がなく、申請要件を満たした件数」も公表されていましたが、第4回では公表されていません。

今回は、事業再構築補助金第4回の公募結果の概要に基づき、

・申請枠ごとの採択率
・業種別の応募と採択割合
・応募金額
・認定支援機関別応募・申請・採択状況

について紹介します。
全体的に、第3回と比べて大きな変動はないと言えます。

 

通常枠は38.0%の採択率(申請枠ごとの採択率)

冒頭の申請枠ごとの採択件数に、採択率を加えると下記になります。

申請枠別の採択率を見ても、第3回と大きく変わりはありません。全体の約3/4にあたる事業者が申請する通常枠の採択率は38.0%と、全体の採択率44.8%に対して低い傾向にあります。通常枠で申請される場合は、全体の採択率ではなく、通常枠の採択率を念頭に置いた方が望ましいです。

製造業、サービス業、卸・小売業が全体の半数(業種別の応募と採択割合)

採択件数の割合が高い最も業種は製造業の22.7%と公表されています。そのあとは、宿泊業・飲食サービス業の19.5%、卸・小売業の15.1%が続きます。

製造業、飲食業・サービス業が2トップ、続いて卸・小売業といった構造は前回、前々回からほぼ変わりありません。

主要経費の1つが設備投資である事業再構築補助金と親和性の高い製造業、厳しい経営環境が続く宿泊業・飲食サービス業の応募は引き続き多いことが予想されますが、その他、幅広い業種で応募・採択されており、多様な業種に門が開かれている補助金と言えます。

 

応募金額はどれくらい?(応募金額)

事業再構築補助金は最大1億円申請できる大型補助金ですが、実際の応募金額は4,000万円以下までが87.7%と大部分を占めています。

通常枠の補助上限額4,000万円(20人以下)、6,000万円(21〜50人以下)、8,000万円(51人以上)付近の応募件数は多いですが、全体的には応募金額が高くなるにつれ、応募件数は減少傾向にあります。

〜500万円、〜1,000万円と全体で見ると低く見える応募金額でも、中小企業にとっては大きな投資になると思います。応募金額の大小に関わらず、実現性の高い事業計画をしっかり作りこむ必要があるでしょう。

 

認定支援機関は金融機関が多数(認定支援機関別応募・申請・採択状況)

最後に、認定支援機関別の応募・申請・採択状況を紹介します。応募状況に関しては、金融機関(銀行、地銀、信用金庫)が約7,700件で最も多く、1/3以上の事業者が金融機関に依頼しています。特に地銀、信用金庫など、地域の金融機関への依頼が多いことが伺えます。

また、民間コンサルティング会社や中小企業診断士など、コンサルティングをメイン事業とする支援機関も50%近くと高い採択率になっています。補助金申請のコンサルタント選びのポイントは、こちらをご覧ください。

https://hojokin-joseikin.com/211/

事前相談を受け付け中

当社ではZoomによるWeb無料相談を実施しており、多くの事業者様よりご相談いただいています。第5回(3月24日申請締切)の申請支援は受付を終了していますが、今後、第6回公募も予定されていますので、お早めにご相談いただけますと幸いです。

参考:

事業再構築補助金第3回公募の採択結果発表(前回記事)

事業再構築補助金ポータルサイト

事業再構築指針の手引き

業再構築補助金のリーフレット