【2025年】中堅中小成長投資補助金とは?コンサルタント選びのポイント
【2025年】中堅中小成長投資補助金とは?
中堅中小成長投資補助金とは、最大50億円が狙える経済産業省の大型補助金です。しかし、補助金額が大きい分、採択するためのハードルが高いのも事実です。中堅中小成長投資補助金の採択率を高めるコンサルタントの選び方は?採択のためのポイントは?
本補助金は大規模成長投資補助金とも呼ばれています。正式名称は「中堅中小の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」。経産省系補助金の中でも最難関の補助金について解説します。
中堅中小の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金ポータルサイト
目次
中堅中小成長投資補助金の概要
ポータルサイトによれば「中堅・中小企業が、省力化等による労働生産性の抜本的な向上と事業規模の拡大を図るために行う大規模投資を促進することで、地方においても持続的な賃上げを実現する」と記載があります。大規模な賃上げを行う代わりに、大きな補助金を支給しようということ。2024年よりスタートした新しい補助金です。新工場の建設や、製造ラインの新設など、大規模な設備投資に活用することができます。しかし、金額が大きい分、従業員数百名から1,000名クラスの会社に人気が高く、採択を受けるには厳しい書類審査、面談審査を通過する必要があります。
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中堅中小成長投資補助金の採択率は?
最大の補助金額が50億円と大規模になることから、審査は厳しく、採択率は低いです。2024年は9.1%(二次回公募)から14.8%(一次公募)と、申請した企業の大部分が不採択となる最難関の補助金となりました。書類審査でも半数以上が不採択となり、さらに2次面談でも半数以上が不採択となる、経産省の補助金の中でも難易度の高いものとなります。
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補助金・助成金採択支援どっとコムの採択実績
中堅中小成長投資補助金は、全国平均14.4%(追加採択を含む)と採択率が低く最難関の補助金です。非常に厳しい審査が行われた中、当社では8件を支援させていただきました。一次書類審査はなんと8件中7件書類審査を通過。採択率は87.5%となりました。最終的な採択は5社。全国平均10%の採択率の中、当社では60%以上の脅威的な採択率を実現できました!補助金の資金調達金額は60億円以上となりました。
補助金・助成金採択支援どっとコムの2024年採択業種
・菓子製造業(採択金額29.3億円)
・建設部材製造業(採択金額6.3億円)
・建築資材、木材製造業(採択金額21.6億円)
・産業用機械製造業(採択金額8.4億円)
・観光旅館グループ(採択金額8.1億円)
中堅中小成長投資補助金の申請書は?
中堅中小成長投資補助金は厳しい審査が行われます。そのため提出する申請書も高度なものが求められます。パワーポイントで作成する35ページ。さらに経費計画などMicrosoftエクセルで作成する書類などが必要です。申請書の作成にあたって、中堅中小成長投資補助金の申請書作成のポイントは以下の記事もご覧ください。
中堅中小成長投資補助金のスケジュール
2024年のスケジュールは以下の通りでした。
第一回公募 令和6年3月6日募集開始、令和6年4月30日締め切り
第二回公募 令和6年6月26日募集開始、令和6年8月9日締め切り
2024年は2回の募集が行われました。公募開始から締め切りまで約40日間しかありません。このように公募開始から締め切りまで時間も短く、タイトなスケジュールになっていますのでご注意ください。この短期間で事業計画書を練り上げるのは非常に困難です。早めの準備が採択には必要不可欠となります。2025年の中堅中小成長投資補助金は以下の記事もご参照ください。
コンサルタントを活用すべきか?
上記のように短期間で、高度な事業計画を作成するのは、なかなか難しいものです。大規模な補助金の事業計画書を作成したことがないなら尚更です。補助金の申請書は、会社が作成する経営計画、事業計画とは違います。補助金の趣旨や目的に合致した内容であるのはもちろんです。会社のPRポイントをまとめて、高度な申請書が作成できるか。採択率を高めるためにもコンサルタントの活用を検討するべきでしょう。しかし、実力のないコンサルタントに依頼すれば、時間的にもロスがありますし、着手金などの経費も無駄になります。コンサルタント選びは慎重に行うようにしてください。
コンサルタント選びに自信がない、わからない。そんな方のために以下の記事を用意しています。より細かくポイントを解説しています。参考にしていただければ幸いです。
コンサルタントを選ぶ際には、中堅中小成長投資補助金の支援実績があるか。採択率は高かったか。面談対策は万全か。アフターサポートは充実しているかなどを必ず確認してください。
コンサルタント選びのチェックポイント
中堅中小成長投資補助金、大規模成長投資補助金のコンサル選びのチェックポイントは以下の通りです。必ず確認するようにしてください。
・中堅中小成長投資補助金の支援実績があるか?
支援の実績があるかないか。最低限、確認するようにしてください。全国で100社しか採択しない補助金です。支援実績がないのに、あるかのように装うコンサル会社には十分注意して下さい。補助金・助成金採択支援どっとコムでは全国で8件の申請サポート実績があります。
・中堅中小成長投資補助金の採択率は?
支援したとしても採択率を高められたかを確認しましょう。全国平均15%前後なので、それ以下の採択率しかだせなかったコンサルタントはやめておいた方が良いでしょう。補助金・助成金採択支援どっとコムは全国平均14.4%の採択率の中、書類審査通過率87.5%。採択率は60%。全国100社の採択企業のうち5社は当社のお客様になります。実績は5件、60億円以上の調達支援となっています。
・一次書類審査ではなく、二次面談を通過して採択を受けたか?
コンサル仲間と情報交換しても、書類審査を受かっているコンサルはそこそこいます。しかし、面談審査まで無事に通過した方はあまりいません。2024年の実績を見る限り、多少甘い申請書でも書類審査は通ることはあるようです。しかし、そのような会社は面談審査でしっかり落とされていました。厳しい審査を突破するためには申請書の出来栄えが2次でも重要と言えます。
・自社で一次書類審査を通過させた会社の事例
当社サポートのうち、2社はご自身で一次審査を通過させたものの面談が受からない。当社に採択のアドバイスを求めてきました。しかし優れた内容、申請書ではありますが、審査員へのアピールが弱い、審査項目を押さえていない、などの問題がわかりました。その後、問題点をチェック、我々が申請書を大幅にブラッシュアップして、無事に第2回募集を突破した事例があります。一次審査を通過させました、といって営業してくるコンサルタントは信頼しない方が良いでしょう。肝心なのは2次面談まで突破できる、高度な事業計画書、申請書を作成できたかでしょう。
・成功報酬は適正か?
受給できる金額が大きい分、成功報酬を多額に請求するケースもあるようです。別のコンサル会社に依頼して不採択。当社で採択を受けた例ですが、成功報酬は2,000万円だったそうです。別コンサル会社で不採択になって、当社に依頼して良かったとおっしゃっていました。当社ではこの半額以下の成功報酬で採択してもらえたので当然ですよね。支援料が適正かも必ず確認してください。
・銀行紹介のコンサルタントは?
中堅中小成長投資補助金は大規模な設備投資が必要です。そのため、金融機関、銀行からも資金の調達が必要です。銀行さんもおかかえのコンサル会社を持っていて、使ってほしいと言われることもあると思います。しかし、銀行系コンサルは補助金専門のコンサルタントではないので注意が必要です。弊社で採択した企業で、第一回募集は銀行系コンサルを利用。第二回に当社を利用して採択を受けました。後日談ですが、その銀行系コンサルは成功報酬数千万円。20件以上支援して採択企業は3件だったそうです。全国平均より低い採択率ですね。お付き合いも大事でしょうが、採択しなければ意味がありません。コンサル選びは慎重に行いましょう。
・2次の面談対策は万全か?ノウハウはあるか?
先に述べた通り面談でも半数以上の会社が落とされます。しかし、面談で聞かれる質問も一定の法則がありますし、よく聞かれる質問もあります。それらの質問を網羅的に把握しているかどうか。また会社ごとにアピール、検討すべき面談対策もあります。2次の面談を何件経験しているコンサルタントなのかも確認しましょう。
・アフターサポートは万全か?
採択後の資料作成、資料のチェック料も莫大な数に上ります。会社自身で全てを管理していくのは大変な作業です。そのような時、採択後のフォローもしてくれるコンサルタント選びが重要となるでしょう。採択したら高額な成功報酬を請求して、それで終わり。またはアフターサポートは別料金。そんなコンサル会社が多いのが実態です。アフターサービスの充実度も大型補助金であるが故に需要です。補助金・助成金採択支援どっとコムでは3年間の事業実施期間中もしっかり成功報酬の中でサポートしています。
早めの準備が採択を分ける!無料相談実施中
最難関の中堅中小成長投資補助金。高度な事業計画を練り上げるためには、数ヶ月、具体的には3ヶ月程度は最低でも必要でしょう。採択を受けるレベルの会社はすでに準備を始めています。当社にもすでに申請書作成、コンサルティング依頼が複数件来ております。早めの準備が採択を分けます!相談は無料で行っていますので、まずは無料相談をお申し込みください。
補助金・助成金採択支援どっとコムの無料相談(代表コンサルタントが担当します)
中堅中小成長投資補助金まとめ
いかがでしょうか。難易度の非常に高い中堅中小成長投資補助金。採択を勝ち取ることは簡単ではありません。また、採択率を高めるためには早めの準備が必要です。そして、支援実績が豊富なコンサルタントを選ぶことも非常に重要です。本補助金で採択を受けることは、数億円の調達となり、金額が大きい分、採択された時の喜びは大きいものです。ぜひチャレンジしてみてほしい補助金です。皆様の採択を心より祈念しております。
執筆者のご紹介
大規模成長投資補助金コンサルタント・ものづくり補助金コンサルタント・事業再構築補助金申請コンサルタント
事業計画策定エキスパート・中小企業診断士 姫田 光太
【執筆者の採択実績】
補助金申請コンサルタントとして活動。ものづくり補助金申請支援でも通算50件以上連続採択。現在でも連続採択を継続中。大規模成長投資補助金コンサルタントとしてはコーディネーター。そしてプロジェクトマネジャーとして5社の大型採択をサポート。書類審査の通過率は87.5%、その支援額は60億円以上にのぼる。
【採択件数、採択率ご紹介】
ものづくり製造業の採択率100%。平成29年度補正予算(平成30年実施)、平成30年度補正予算(平成31年実施)経済産業省系の補助金支援の採択率では100%を達成。また、事業再構築補助金(新事業進出補助金の旧制度)のアドバイス支援では、採択率90%以上を継続中です。さらには補助金コンサルタントの養成講座のメイン講師も務めており、精力的に活動中。経営者の想いを伝える事業計画づくりがモットーの補助金申請支援コンサルタント。