ものづくり補助金・事業再構築補助金・IT導入補助金の補助金コンサルタント(申請支援・申請コンサルティング)

東京都採択事例 株式会社Yeisai様東京都港区 飲食店「焼肉びやんど」経営 - 「小規模事業者持続化補助金」利用

正式名称
平成29年度補正予算「小規模事業者持続化補助金」
受給総額
50万
活用内容
広報費

メニューブックと立て看板のリニューアルを実施。A5ランク和牛の訴求力アップに加えて、多言語化対応により外国人顧客の開拓にもつながりました。

補助金申請の背景

株式会社Yeisaiは、2014 年 11 月に創業した東京都港区芝浦で「焼肉びやんど」を経営する飲食店です。A5ランクの高級和牛を焼肉市場から毎朝仕入れ、新鮮な肉を適正価格で提供しています。品質の高さや美味しさにより多くの顧客から好評を得ており、特に和牛上ハラミ、和牛ホルモンが人気です。
開業から約4年経ち、なじみの顧客を確保しつつありましたが、売上は伸び悩んでいました。強みであるA5ランク和牛のこだわりを十分にアピールできていないと思い、補助事業でメニューブックや看板を刷新し、客数、客単価の向上を図ろうと考えました。
店舗のある田町周辺は富裕層が多く、近隣で働くサラリーマンも高所得者が多いことが特徴です。「A5ランクの高級和牛を満喫して、贅沢な時間を過ごしたい」「仕事帰りに同僚とゆっくりした時間を過ごしたい、お酒と共にA5ランク和牛も味わいたい」「家庭ではなかなか食べられないA5ランク和牛を週末にのんびり味わいたい」といった顧客のニーズにしっかり応えたいと思っていました。
加えて、年々増加する外国人顧客の対応にも課題を抱えていました。客単価が高い中国人に対し、店長は中国語を話せるものの、厨房の業務もあるため十分な説明ができません。また、英語を話せる店員がいないため、英語圏の顧客がサラダなど単価の安いメニューしか注文できないことも問題でした。こちらもメニューブックや看板で対応できたらと考えました。

補助金の活用内容とその成果

まず、店内で使うメニューブック20冊を刷新しました。写真の数を増やし、肉質、食感、旨味などの説明を充実させることで、商品の背景にある当店のこだわりや強みを含めて食事を楽しんでいただくことが可能になりました。価格への納得感が高まり、注文数が増え、客単価が向上しました。
その後、刷新したメニューブックの中国語版と英語版を作成しました。中国語を話せる店長が対応しなくても、中国人がメニューからA5ランク和牛について詳しく知ることができ、もともと日本人より高かった客単価がさらに引き上がりました。また、アメリカ人を中心とした英語圏の外国人顧客がメニューの内容を理解し、注文対象が広がりました。
さらに、地域住民や、近隣ホテルを利用する通りがかりの外国人にも目につくよう、店頭用立て看板をリニューアルしました。スマートフォンをかざすだけで文章を多言語翻訳・表示するWebサービスを導入し、中国人、アメリカ人以外の外国人も安心して入れる店づくりを行った結果、立て看板に足を止めて来店する新規顧客が増加しました。
QRコードを使った多言語翻訳は、国や地方自治体、交通会社などで外国人観光客を迎える有効なツールとして期待されていますが、当社のような小さな飲食店で利用しているのはあまり見たことがありません。当社がいち早く導入することで、他の外国人顧客を獲得したい小規模事業者のモデルになったと思います。

お客様の声

金山尚美様

初めは申請が大変そうで諦めたくなりましたが、姫田さんにわかりやすく教えていただいたおかげで、無事に手続きが完了しました。
当社のこだわりが伝わるイメージ通りのメニューブックを作ることができ、また、今まで対応が行き届かなかった外国人のお客様からも外国語版メニューやQRコードの読み取りからご注文いただけるようになりました。
サポートを依頼して本当に良かったと思っています。
「焼肉びやんど」スタッフ一同、大変感謝しています。